無添加食品って?何を取り入れたらいいの?
この記事は、無添加食品の基本や始め方を知りたい方向けです。
無添加食品の重要ポイントを網羅して徹底的にまとめました。
前編・後編に分けて詳しく解説します。
・不調を改善する無添加食品とは?効果は?(前編)
・無添加食は美味しくない?高い?(前編)
・ここから始める無添加食基本の3ステップ(後編)
この記事を書いている私は無添加食をはじめて6年。
■持っている資格
- マクロビオティックセラピスト
- 食生活アドバイザー 3級
- 食生活アドバイザー 2級
■無添加食をはじめてからの変化
- 体重が増えるとすぐに顔につくお肉
→体重45キロキープ。 - 年に2〜3回体調崩す
→5年間風邪をひいてません。 - 何を塗りたくっても治らなかったニキビ肌
→メイクはファンデ不要に - 便秘気味
→毎朝快調
毎日元気です\(^o^)/
「良い」を自分で実感したからこそ、みなさんにもシェアしたいと思っています。
不調を改善する無添加食品とは?効果は?
無添加食品とは
「無添加」と表示されている食品を見かけたことがあると思います。
何が無添加なのか、ご存知でしょうか?
無添加食品とは、食品添加物が一切使用されていない食品のことです。
食品に使われる添加物とは、簡単に言えば「本来の原材料以外のもの」です。
防腐剤、発色剤、保存料、人工甘味料などがそれにあたります。
これらは、食品の加工や保存の目的があり、見た目を良くするためにも使われます。
一般的な加工食品にはたいてい含まれています。
ジュースの賞味期限が半年あるのもこのおかげなんですね。
しかし、食品添加物はいろいろな効用がある一方で、わたしたちの体に健康被害をもたらす危険性もあることがわかっています。
とはいえ、食品添加物を体に取り入れてすぐに体の不調や病気を引き起こすわけではないので、なかなか危機感を持ちにくいのです…
わたしは無添加食品を取り入れることではじめて「添加物の影響」に気がつきました。
今まで悩んでいた体の不調がみるみる良くなっていったんです!
ただ、「無添加」と書いてあれば何でも安心なわけではありません。
食品の生産過程において農薬が使用されていても、加工段階で添加物を加えていなければ無添加食品と名のれるからです。
では、
「完全な無添加食品を探すのは難しいのでは?」
と思うかもしれません。
私の意見ですが、一切人工物を排除した完全な自然食を取り入れるのが正しいかといえば、そうではないと思うのです。
私たちは人間の科学技術によって恩恵を受けて、1年中あらゆる土地で育った食物をいただくことができています。
現代社会に生かされていることに感謝して、できるだけ自然に近い食をいただくことが、健康や幸せをつくるとわたしは思っています。
なのでここでは、
「無添加食品」=
✕一切の食品添加物を排除した食品
○食品添加物をなるべく使わない自然に近い食品
という意味で使います。
無添加食品とオーガニックの違い

無添加食品の他に「オーガニック」と言う言葉もよく聞くと思います。
無添加食品とオーガニックの違いは、以下のように考えるとわかりやすいです。
- 無添加食品…食品の製造・加工段階で特定の物質を添加していないもの
- オーガニック…農産物の生産段階から農薬や化学肥料を一定基準使用していないもの
食品添加物の定義は、「食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるもの」と定められています。
なので、無添加食品は製造・加工段階で添加物が加えられていないものということができます。
引用:食品添加物 |厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
一方、オーガニックとは、農薬や化学肥料を使わずに自然の力で作る農産業や加工方法のことをさします。
オーガニックは「有機」と同じ意味で、「本来の」や「源」という意味があります。
オーガニックを満たす基準は国によって異なり、日本では「有機JAS制度」を採用しています。
大まかな定義は以下のとおりです。
■有機農産物の定義(有機JAS規格)
- 有機肥料で土作りを行い、種まき・植付け前2年以上から栽培中に(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、化学的肥料・農薬は使用しないこと
- 遺伝子組換え技術は使用しないこと
引用:農林水産省公式サイト
http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html
オーガニック・・・生産段階から農薬や添加物を使わない、ということですね!
食品添加物の見分け方
食品添加物を見分ける方法は簡単です。
食品のパッケージ裏などに記載されている「原材料」を確認してください。
そこに、「よくわからない物質」があればそれは食品添加物です!(笑)
※おにぎり表示画像
正確に言うと、「 / 」で区切られた以下の原材料は食品添加物になります。
よく見てみると、原材料の中で本来の食材の割合は1〜2割だったりします。
また、原材料の表示は使われている量が多いものから重量順に記載されています。
つまり、始めの方に書かれているほど全体に占める割合が大きいということなので、先頭に添加物が連なっている食品は要注意です⚠
特に気をつけたい食品添加物については以下の記事でまとめています。
詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
【関連記事】
無添加食の効果
ここからは、私が実際に体感した無添加食の効果をお話します。
冒頭にも話しましたが、こんなふうに変わりました。
■無添加食をはじめてからの変化
- 体重が増えるとすぐに顔につくお肉
→体重45キロキープ。 - 年に2〜3回体調崩す
→5年間風邪をひいてません。 - 何を塗りたくっても治らなかったニキビ肌
→メイクはファンデ不要 - 便秘気味
→毎朝快調
特に嬉しかったのは肌がキレイになったことです。
メイクもさらっとで済むようになりました。
さらに…
味覚がとぎすまされた!
コンビニ食やジャンクフードなど、人工的なものを多く含んだ食品を「美味しい」と感じなくなりました。
それに変わり、野菜本来の甘味や旬の食材の味がわかるようになりました。
人の手で丁寧につくられた、質の良い美味しいレストランを見つけるのも得意になりました♪
無添加食のおかげで、体調は良くなり、病院代や化粧品代はかからなくなり、食べものが美味しくなりで人生いいことづくめです。
2週間取り入れてみて、「自分の変化」を感じてみてください!
無添加食は美味しくない?高い?
無添加が身体にいいことはわかっているけど…
結論、
・美味しくない?→味覚が整ってくると美味しくなる
・高い?→結果的にお財布にやさしい
と私は感じています。
無添加食は美味しくない?
無添加食品は余計なものを加えず素材本来の味を楽しむので、物足りなさを感じることもあると思います。
そもそも、砂糖たっぷりの甘いお菓子や、ジューシーな揚げ物があんなに魅力的なのが罪ですよね!
実は、そう感じるのも人間のメカニズムだそうです。
これには、原始時代からの「人間の生存本能」が関係していると考えられています。
原始時代は狩猟によって食べ物を得ていたので、食にありつけない日もありました。
そのため、カロリーの高いものを「真っ先に食べておけ!」という本能が強烈に脳に刻み込まれているのです。
しかし今は狩猟生活時代とは違って、豊富な食べ物に囲まれています。
それなのにあらがえない人間の本能のせいで、現代人は必要のないカロリーをとりすぎてしまっています。
長い歴史でみると、私たち人間の文明の進化はこの数百年の間です。
それに比べ狩猟生活時代は数万年続いたので、急激な文明の変化に身体が追いついていないというわけです。
話を戻すと…
大切なのは、人が生きていくために本当に必要な質と量の食べものをいただくことです。
そして「食べる」という文化を楽しむことです。
現代の十分すぎる食生活によって、わたしたちの舌は「麻痺」しています。
そこで無添加食品のような自然の食を少しずつでも取り入れていくことで、本来の味覚を取り戻すことができます。
そうするとだんだん濃いものがほしくなくなり、自然な食が「美味しい」と感じられるようになります。
無添加食は高い?
無添加食品やオーガニック食品は、他の加工食品に比べて「お金がかかる」というイメージがあるかもしれません。
実際、手のこんだものや生産方法にこだわった食品は高いです。
食は、私たちの生活全般に影響を与えています。
例えば、医療費、化粧品代、娯楽費などです。
食を改善して健康になれば、風邪や病気にかかりにくくなるので病院にいったり薬を買ったりすることがなくなります。
肌もきれいになり、化粧品や肌ケアは最低限ですみます。
さらに、身体だけでなく心も健やかになるので、ストレスで暴飲暴食をすることもありません。
また、できあがった食品を買うのではなく、食材を買って手作りすればもっと安くすみます。
日常使いの野菜、魚、醤油、味噌などはそれほど高くありません。
実際、一人暮らしの単身女性である私の食費はというと…
まとめ
無添加食はわたしたちにとって身近で、自然なものです。
だから取り入れることで、心も身体も喜ぶことを感じていただけると思います。
心身が整うと、仕事やプライベートなどいろいろなことがうまく回りだしますよ(^^)
次の後編では、
「なにからはじめるといいの?」
ということを話していきます。
後編の記事はこちらからどうぞ。
